医者任せにしない!うつ病を克服した私の治療体験記

うつ病は「見えない病気」だからこその治療と理解の難しさがあります。うつ病を克服した私の経験をもとにサイトを立ち上げましたので少しでも多くの方に読んで頂けたら幸いです。

精神科の薬は市販されているのか?

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うつ病の疑いがあれば、まず精神科に行くのが通常なのですが、どうにか精神科にいかず薬だけ手に入らないかと考える方もいるようです。

 

精神科系に効く市販薬がないかどうか、ネットのQ&Aサイトでもそんな質問を見かけたことがあります。

 

 

うつ病は、ストレスによって脳内物質セロトニンが減少し、機能低下を起こしたため発症するものと考えられています。

 

ですから、うつ病に対して処方される薬も、セロトニンの量を増やして機能低下を防ぐ働きをするものが主体になります。

 

 

こういった薬を市販で流通させることは、芳しくないと思われますし、実際にこれまでのところ精神科系の薬は市販されていません。

 

まずうつ病かどうか、うつ病の程度は、という診断自体が個人では難しいということと、どういう薬をどの程度飲めば良いのかという処方は、患者によって実に様々であるためです。

 

風邪薬のように、万人向けに当たり障りなく作られる薬とは、ちょっと訳が違うのです。

 

 

また、精神科系の薬には副作用を伴うケースがあるので、医師の処方なしには扱えないという事情もあります。ですから、面倒でも世間体があっても、やはりきちんと専門医の処方を受けて薬を受け取ることを考えましょう。

 

 

同時に、漢方薬も精神科系の病気に効果があることはご存じですか?漢方薬の場合、通常の薬(西洋薬)と比べると、効き目はゆっくりとしていますが、身体の中から着実に体質を改善してくれます。特に精神科系の場合、ストレスや過労の受け皿となる肝臓の負担を取り除くため、漢方薬は活躍してくれます。

 

基本的に漢方薬は、身体のどこか一部分に対して劇的に効くのではなく、身体の内部から全身に渡ってじんわりと調子を整えていく、という特徴があります。

 

 

柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)という漢方薬が、実際うつ病に処方されることがありますが、それにしても医師の処方のもとに行われるものです。

 

薬局で手に入れることもできますが、素人判断では自分に本当に合うのか、適量はどのくらいかなどがわかりませんので、やはり漢方に詳しい専門医を訪ねた方が良いかと思います。