医者任せにしない!うつ病を克服した私の治療体験記

うつ病は「見えない病気」だからこその治療と理解の難しさがあります。うつ病を克服した私の経験をもとにサイトを立ち上げましたので少しでも多くの方に読んで頂けたら幸いです。

「治ってきたかも?」― ちょっと待って!早合点のリスク

うつ病の治療を続けているうちに、ふと「最近調子が戻ってきたかな」と感じる時が出てきます。

 

なんとなく、今までできなかったことも以前のようにできるのではないか、そう感じるのです。

 

「そうか、治ってきたんだな。良かった!」

 

いや、ちょっと待って下さい。
それは早合点ではありませんか?

 

 

調子が良くなってきた気がする一方で、例えば以下のようなことはありませんか?

 

○時々胸が苦しくなったり、意味不明の体調不良が起こる
○体が相変わらず辛い
○何かの拍子に気持ちが一気に落ち込む
○休日は動きたくない
○ため息が多すぎる

 

実は、これは私の例でもあります。

 

私はすでに数年の治療を受けており、かなり病状も寛快してきたと言っていいでしょう。

 

ですが、やはり「うつ病の原因となった人物や出来事」により心が乱されると、体調面でも心理的にも影響が現れます。

 

また、自宅及び近所なら行動できる一方、会社勤めのような「拘束」は心理的に大きな拒否反応を示したりもします。

 

これはやはり、引き続き治療が必要であることを表わしているようにも思います。

 

できるようになったことは、積極的に取り組むのが、社会復帰を目指す上ではとても大事なことです。

 

しかし、自分のキャパシティを過剰に評価し、「治った」と早合点してしまうと、逆に症状が悪化しこじらせてしまうこともあるので、慎重に見極めるようにしたいものです。