医者任せにしない!うつ病を克服した私の治療体験記

うつ病は「見えない病気」だからこその治療と理解の難しさがあります。うつ病を克服した私の経験をもとにサイトを立ち上げましたので少しでも多くの方に読んで頂けたら幸いです。

「できること」探し

うつ病になると、とにかく自分の「できないこと」ばかりに目が行きやすくなりませんか?

 

以前はできていたことができない。
以前のように頭が働かない。
以前のように活動できない。

 

できない、できない、できない・・・。

 

ずっとこの思考が続くのだとすれば、うつ病者が常に落ち込みの渦の中にいるのも納得ですよね。

 

 

症状が重い時はそれでも仕方ありません。
これがうつ病という病気の症状なのですから。

 

 

ちょっと視点を変えてみたいのが、少し症状が軽くなってきた頃。
家の中であれば動けるようになってきたり、パソコン操作くらいならできるようになったり、何もできず伏せっていた頃から多少なりとも回復してきた頃です。

 

 

この時にぜひやってみて欲しいのが「できること探し」。

 

今までのあなたは、「できない自分」にばかり注目してきました。
嫌でも目に付いてしまうからです。

 

 

でも、「できること」が全くなくなってしまったのでしょうか?

 

 

  • 布団から出られるようになった。
  • 特定の家族となら話せるようになった。
  • パソコンならずっと触っていられるようになった。
  • 何とか食事が摂れるようになった。

 

 

これが「できること」です。
できることが増えるから、行動範囲が広がったり、思考が広がったりします。
これはうつ病者であってもなくても変わりません。

 

 

実際、うつ病の最中にいると「自分のできること」をあえて見たくない、という妙な感情が生まれることがあります。

 

そういう時は無理をして「できること探し」をする必要はありません。

 

ふと「できることって何だろう?」と思えた時で良いのです。
状態が今より悪かった時に比べて、今の自分は何ができるようになっているか、ちょっとだけ振り返ってみませんか?

 

 

これも治療の小さな一歩なのですよ。