医者任せにしない!うつ病を克服した私の治療体験記

うつ病は「見えない病気」だからこその治療と理解の難しさがあります。うつ病を克服した私の経験をもとにサイトを立ち上げましたので少しでも多くの方に読んで頂けたら幸いです。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

うつなのに笑顔を作る自分は病気じゃない?

うつ病と言えば、不眠・著しい集中力の欠如が見られたり、ひどくふさぎこんで表情がすっかり乏しくなる、という状態が知られています。 しかし、中には「うつなのに笑顔を作る自分」に違和感を覚える人もいます。 うつ病の人は、病気と診断され治療を受けて…

障害年金と医師の協力

精神科系の病気であっても障害年金を申請し受け取ることができる、ということは、昨今ではとても広く周知されてきました。 もちろん「うつ病」も対象疾病の一つであり、年金を申請することができ、申請が認められれば年金をもらうことができます。 とは言っ…

目がまぶしい・・・自律神経のメッセージ

精神状態の安定、体温の安定、免疫や体温の安定など、人間が生きるための機能を司っているのが「自律神経」です。 活動する時に働くのが交感神経で、リラックスする時に働くのが副交感神経だということは、周知の事実ですね。 自律神経が正しく働いていると…

頭が真っ白・・・うつのパニック状態

パニックと聞いて思い出すのは、動悸や激しい恐怖感に見舞われるパニック障害という病気です。 パニック障害はストレスが原因で起こる症状ですが、実はうつにも、パニック障害とは異なる形で「パニック」と呼べる状態が起こることがあります。 例えば次のよ…

うつ病の性衝動

当サイトを含めて、あまり取り上げられることのない「うつ病者の性衝動」。 でも実は、うつ病者にとっては結構深刻な問題なんです。 いろいろなうつ病サイトでも紹介されている通り、またご自身で経験されている通り、うつ病になると極端に性欲が鈍化します…

睡眠障害と食欲障害

うつ病の症状は、〔精神的症状〕と〔身体的症状〕に分けることができます。そのうち〔身体的症状〕として、睡眠障害と食欲障害が身体の状態を大きく左右することになります。 〔睡眠障害〕 寝付けない、眠りが浅くてすぐ目覚める、朝早く目覚めてその後眠れ…

怠け者のようで辛い

うつ病の症状で特徴的なもののひとつに、〝自責の念〟があります。行動力も思考力も弱り思うように動くことのできない自分を責める、ということです。 うつ病は〝目に見える病気〟ではないため、周囲の理解を得にくいことがあります。うつ病という病気だから…

イライラする

うつ病になると、どうしてもイライラすることが多くなります。そのイライラは、自分に向けてのものだったり、周囲に対するものだったり、様々です。そしてそのイライラが更なるストレスを呼び、悪循環を作ってしまいがちです。 抑うつ症状は、その人の行動力…

うつ病の初期症状

最近、心と身体の疲れを感じることは多くありませんか?現代人はストレスにさらされていると言われますが、そのストレスが高じて、異変が起きることがあります。その異変が、もしかするとうつ病の初期症状なのかも知れません。 うつ病の初期症状では、次のよ…

「休養したくない、働かなければいけない、でも動けない」

「うつ病がきっかけで職場を辞めざるを得なくなったんです」 そんな声がよく聞こえてきます。 最初のうちは我慢して勤めていたものの、徐々に辛くなって辞めてしまう、あるいは症状が悪化して会社に行けなくなってしまう、そういった傾向が高いようです。 私…

寝る前の刺激物

寝る前には、コーヒーやタバコなどの刺激物の摂取は控えた方が、比較的良い睡眠をとれるとされています。 コーヒーや緑茶に含まれるカフェインには覚醒作用があり、摂取してから数時間は持続しますので、寝つきが悪くなったり睡眠が浅くなったりします。 タ…

うつ病者と家族のミスコミュニケーション…お問い合わせの傾向

お陰様で、当サイトのコンテンツが充実するにつれて、 訪問者様からのお問い合わせを度々頂くほど、 サイトそのものが成長してきています。 たびたび頂くお問い合わせにおいて、 特定の医師や病院に関するアドバイスについては 行っていないのですが、私自身…

「治ってきたかも?」― ちょっと待って!早合点のリスク

うつ病の治療を続けているうちに、ふと「最近調子が戻ってきたかな」と感じる時が出てきます。 なんとなく、今までできなかったことも以前のようにできるのではないか、そう感じるのです。 「そうか、治ってきたんだな。良かった!」 いや、ちょっと待って下…

精神科の薬は市販されているのか?

うつ病の疑いがあれば、まず精神科に行くのが通常なのですが、どうにか精神科にいかず薬だけ手に入らないかと考える方もいるようです。 精神科系に効く市販薬がないかどうか、ネットのQ&Aサイトでもそんな質問を見かけたことがあります。 うつ病は、スト…

うつ病は遺伝するのか

自分のうつ病が子供にもうつりはしないか、血縁にうつ病の人がいるが自分も発症するのではないか、そんな心配事も出てくると思います。 特に子供を持つ親は、とても心配なことでしょう。最近は子供にもうつ病が見られるようですし、親としては「自分のせいで…

放っておけば自然治癒するのか

うつ病は、その程度が軽い場合は、特に薬を飲まなくても自然治癒することは可能です。これはうつ病に限らず、パニック障害でも強迫性障害でも同じことで、薬物治療を受けずにそのまま回復する人も結構多いものです。 ですが、自分の抑うつ症状が果たして自然…

再発率が高いと言われる理由

うつ病は、実は再発率が高いと言われており、その割合は60~70%にも至るそうです。確率はなり高いですね。 何が原因で再発するのか、なのですが、次のような理由が考えられます: 【1】勝手に薬を止めた(断薬)【2】医師の処方通りに薬を飲まなかっ…

薬ダイエットのタイミングとやり方

うつ長く治療を続けていくと、ほぼ必ずと言っていいほど起こるのが『多剤処方化』です。 これは医師の良し悪しに関わらず、治療の長期化によってどうしても起こってしまうことだと言えます。 気分の落ち込みに関する薬が処方される例を挙げてみましょう。 気…

「夜中に食べる」~睡眠薬の副作用

健康的に眠れない状態にある者にとっては、睡眠薬はとても大きな助けになります。 しかし睡眠薬には時々、ある副作用が見られることがあります。 それは「夜食い」。 夜に睡眠薬を飲んだ後、寝ようと布団に入ったはいいけれど、その後もうろうとした意識の中…

自分は一体どんな薬を飲んでいる?

例えば医師が「では寝つきをよくするお薬を出しておきます」と言った時、「先生、それは何というお薬ですか?」としっかり確認する患者は、昔に比べればずいぶん増えたことでしょう。 薬は完全に人工物であって、しかも人体に何らかの影響を与える前提がある…

むくみ、頭痛、肥満は薬のせい?

薬との相性は人それぞれですが、喜ばしくない副作用の可能性に気付いたら、すぐ医師に報告する必要があります。 これは私の例であり、全ての人に当てはまるわけではありませんが、以前、睡眠薬としての効果を期待して「カルバマゼピン」というてんかん薬を服…

味覚障害を感じたらすぐ受診

抗うつ薬、抗精神病薬、睡眠薬に漢方薬・・・ いろいろな薬が処方される可能性のあるうつ病ですが、他者に効いた薬が必ずしも自分に同様の効果をもたらすわけではありません。 薬には「作用」と「副作用」の二面性があり、薬と自分の相性が合わなければ副作…

漢方薬-「自分に合った量」

漢方を専門としていない病院で漢方薬を希望すると、ツムラやクラシエなど薬品メーカーの薬包が処方されます。 例えば私に処方されている漢方薬は、某社の〔抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)〕というものです。 このお薬は、イライラなどの気…

薬を指示通り飲む?飲まない?

薬は、医師が専門的な根拠をもって処方しています。 あなたの話と様子を伺った上で、どの薬が良いか選択していきます。 薬には一日に飲んでよい限度量があったり、飲み合わせの良し悪しもありますので、医師が指示した通りの量をきちんと服用する必要があり…

不快な症状-我慢か処方変更か?

うつ病の症状は時間と共に変化していきますから、その時々に合わせて適切な処方が必要になることがあります。 定期的に診察を受けて医師に状態を伝えることは、医師にとってもあなたの現状を把握する大切な情報収集の機会にもなっているのです。 さて、変化…

抗精神病薬

抗精神病薬は「メジャートランキライザー」と呼ばれています。 昔からある薬は定型薬というグループに入り、これらは含まれる成分によってさらに三種類に分かれています。レボトミン、セレネース、ドグマチールなどがそうです。 一方、新薬に当たるものを非…

抗不安薬

抗不安薬には、デパス、ワイパックス(ユーパン)、メイラックスやソラナックスなどがあります。効果の持続性や即効性、効き方の強さなどはそれぞれ異なりますが、あまり体内に蓄積しづらいもののようです。 効果の持続性から、ショートタイプ・ミドルタイプ…

抗うつ薬

抗うつ薬は、「第一世代」だとか「第三世代」などというグループに分かれており、その分類は合計7種類にもなります。さらに「三環系」や「四環系」などに細分類されます。 第一世代の抗うつ薬でよく知られているものは、トフラニールやアナフラニールなど。…

うつ病に処方される薬と所見

うつ病には、基本的に抗うつ薬が処方されます。さらにこれを補強する意味で、抗精神病薬や抗不安薬もよく使われます。 抗うつ薬は、第一世代とか第二世代などというグループに入る、いわゆる旧薬に加え、昨今では第三世代というグループのSSRIが基本処方にな…