寝る前の刺激物
寝る前には、コーヒーやタバコなどの刺激物の摂取は控えた方が、比較的良い睡眠をとれるとされています。
コーヒーや緑茶に含まれるカフェインには覚醒作用があり、摂取してから数時間は持続しますので、寝つきが悪くなったり睡眠が浅くなったりします。
タバコに含まれるニコチンには興奮作用があるので、寝る前の喫煙もあまりお勧めできません。
睡眠薬を飲んでいるのになかなか寝付けなかったり、夜中に何度も起きてしまう場合、薬の種類を疑うだけでなく、カフェインやニコチンの影響についても振り返っておく必要があります。
私自身も睡眠薬を服用していますが、やはり夜中に何度も起きてしまうことに悩み、医師に相談したところ、タバコとコーヒーについての注意を受けました。
これ以降、寝る前には温かいハーブティーを代わりに飲むようにし、体と心を落ち着かせてから布団に入るようにしています。
その日の体調や精神状態にもよりますが、寝る前の刺激物を避けるようになってからは、数時間まとめて睡眠をとれるように変化していきました。
タバコもコーヒーも習慣性があり、普段何気なく口にしているものなのですが、特に睡眠状態が繊細になっているうつ病者にとっては、意外と大きな影響を与えることがあります。
薬は補助的な役割を担うものですから、少しでも良い睡眠を得るためにも、まず自ら「眠れるための環境作り」を心がけるようにしましょう。
先の例に挙げたようにハーブティーで味覚から安堵感を得ても良いですし、アロマで嗅覚から安心感を得たり、ヒーリング音楽で癒しを得たりと、本能的な五感を刺激してリラックスを試みると、とても良い効果が得られます。