医者任せにしない!うつ病を克服した私の治療体験記

うつ病は「見えない病気」だからこその治療と理解の難しさがあります。うつ病を克服した私の経験をもとにサイトを立ち上げましたので少しでも多くの方に読んで頂けたら幸いです。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

症状の伝え方

病気は、主治医に症状をどこまできちんと伝えられるかで、薬の処方などの治療方針が変わってきます。 医師が自分の症状をどこまで理解してくれているかによって、傷病手当金や障害年金申請における医師記入書類の内容も、変わってくる可能性がありますね。 …

『先生、お世話になります』-全てを委ねていませんか?

医師と患者の間には、意識せずとも自然に上下関係が生まれています。 自分はそうではない!と断言できる人が、一体どれくらいいるでしょうか? 医師の中には「医学という専門知識を使って病気を治療している」うえに、「先生」と呼ばれるわけですから、いつ…

不安材料を解決する術はあるか?

うつ病は、脳内物質セロトニンが減少し機能低下することで起こると言われています。このセロトニンは、意欲や元気を伝達する物質なのですが、では何故セロトニンが減少してしまうのでしょうか。 その原因が、過度のストレスだとされています。 ストレスのも…

協力者や理解者は近くにいるか?

うつ病は、自分と医師の関係だけでは、治すことは難しいのではないかと思います。というのも、多くの場合、うつ病の背景には患者が抱える複雑な人間関係があったり、仕事の重責があったりと、医師とは別のところで起きている個人的な問題が発端となっている…

「うつ病」の正体を知ること

うつ病に限らず、どんな病気でも同じことが言えますが、今抱えている病気を克服して社会復帰を目指したいのであれば、まずはご自身でその病気の正体をよく知っておくことです。 患者というのはどうしても、病気については専門科である医師に全て委ねれば良い…

「お医者様」が処方する薬を飲んでいれば間違いない?

あなたがうつ病と診断されて以来、自分に処方された薬の薬効を調べてみたことはありますか?実は、私たちの抱える抑うつ症状は、医師の処方した薬の服用から慢性化している可能性があるのです。 精神科では、抑うつ症状に対して、抗うつ薬だけではなく抗不安…

カウンセリングは「患者の話を聞く」だけ?

私がかつて通っていた病院で、医師に「カウンセリングを受けたい」と言ったことがありました。投薬治療だけでは何ともし難い〝こころ〟の部分を、少しでもほぐしてラクになりたかったからです。ところが医師は「うーん…こうやって話しているのも〝カウンセリ…

「見えない病気」を診断する難しさ

前ページでも触れましたが、うつ病は他の内科系・外科系などの病気と違って、他人にはその症状がなかなか伝わりにくいという特徴があります。これは精神科の病気一般において言えることです。 つまり、医師にとっても、患者の病気を診断する材料は患者からの…

医師が精神医療を熟知していない

このページのタイトルを「医師が精神医療を熟知していない」としたのは、医師が「精神医療」という学問をよく学んでいない、という意味では決してありません。 むしろ、彼らが学んだ精神医療や薬剤の特性と、患者の病態との間に大きなズレが存在している、と…

うつとネットにおける中傷

自分がうつ病であると知られることに抵抗を感じる人はまだ多く、声をあげて気軽に悩みを相談できる環境は残念ながらまだまだ整っていないと言えます。 カウンセリングという手段もあるのですが、お金がかかる話ですからハードルも高くなりますね。 ではどこ…

うつ病さんの「ライフヒストリー」

実はカウンセラー資格を保有する前から、いろいろな方々のお話を聞いたり、経験を積んでカウンセリングを行ってきた私。 ここに非常に面白いテーマがあります。 「ライフヒストリー」とか「ライフライン」と呼ばれるものですが、要するに本人の人生を振り返…

「私を病人にするな!」うつ病を受け入れたくない人達

うつ病の超初期段階では、急激な落ち込みや食欲の変化、また不眠などいろいろな症状が目立つようになります。 ところが、周囲でそれを見ている者にとっては明らかな異変であるにも関わらず、当の本人がそれを「異常」と受け入れられないケースがあります。 …

うつ病者の経済的苦悩

経済的なことで悩んでいるうつ病者って、 結構多いんです。 うつ病になると、 ・ 気力が極端に衰えて、・ 集中力が極端に落ちて、・ 関心が持てなくなって、 ・・・といった状態に陥るため、 うつ病になって以降、仕事を止めざるを得なくなったり、 転職を繰…

完全復帰を焦るほど遠のく回復

うつ病を患うと、とにかく意欲がなくなり、ヤル気が出ず、集中力も極度に低下します。しかし内科的にはどこにも異常はありませんから、周囲は「もっと気合い入れて頑張れ」と期待し、本人もその期待に応えようと無理をします。 この「無理」が、うつ病悪化の…

自傷行為と自殺行為

うつ病によく関連付けられているのが、自傷行為と自殺行為です。 うつ病患者の自殺は毎年3万件を超えると言われており、これは日本における自殺件数の約半分を占めているそうです。 同じく自傷行為もよく見られ、特に若い女性を中心にリストカットをする傾…

うつ病患者は自分を追い詰める

メランコリー型と呼ばれる一般的なうつ病では、患者は強い自責の念を持つことが非常に多いです。何事も、「自分がこうしていれば…」「自分が悪いんだ」と必要以上に自分を責める傾向が強く、最終的にはリストカットや薬の過剰服薬(OD)、最悪だと自殺というケ…

自分に合う医師・合わない医師

医者と患者の関係は、どうしても「上下関係」のようになってしまいますよね。 診察時に、医者は専門知識と経験から診断を下し治療方針を決めますが、素人である患者にとってはそれに意見する術もなく、ただ医者の判断に沿うしかない、というのが通常であろう…

うつ病と燃え尽き症候群は同じもの?

「うつ病と燃え尽き症候群は同じもの?」 ・大きな目標を成し得た後のスポーツ選手・長年に渡る勤務を終えた後の定年退職者 こういう人達にたまに襲いかかるのが、「燃え尽き症候群」と呼ばれる状態です。 ある一つの目標や使命感に向けて長期間に渡って全力…

うつ病と強迫性障害の関わり

強迫性障害は、「強迫観念」「強迫行為」と呼ばれる特徴を持った病気です。 「強迫観念」とは、ささいな事が異常に気になったり、~しなければならないという気持ちにいつも駆られていたり、バカバカしいとわかっているのにどうしてもある考えが振り払えない…

躁鬱病とうつ病の違いは?

躁鬱病とうつ病は、全く違う病気です。 どちらも「気分障害」というカテゴリに入るのですが、〔うつ病→単極性障害〕〔躁鬱病→双極性障害〕として分類されます。どちらも似たようなものだ、なんて言う医師が未だにいることにはちょっとビックリですが、症状も…

統合失調症はうつ病と関係があるの?

統合失調症がもともと精神分裂病と呼ばれていたことは、良く知られています。ですが、2002年に、「精神分裂病という名前では、精神的に全てが壊れているような響きがあり、差別や人格否定に当たる恐れがある」ということで、統合失調症という名前になっ…

パニック障害はうつ病と関連があるって本当?

最近、芸能人でも「自分はパニック障害だった」と告白される方がいらっしゃいますよね。芸能人が告白するケースが増えたことで、社会的な認知度も高まってきたパニック障害ですが、何が原因でどんな症状が起こるのか、そしてうつ病との関連性はあるのか、に…