医者任せにしない!うつ病を克服した私の治療体験記

うつ病は「見えない病気」だからこその治療と理解の難しさがあります。うつ病を克服した私の経験をもとにサイトを立ち上げましたので少しでも多くの方に読んで頂けたら幸いです。

『先生、お世話になります』-全てを委ねていませんか?

医師と患者の間には、意識せずとも自然に上下関係が生まれています。

 

自分はそうではない!と断言できる人が、一体どれくらいいるでしょうか?

 

医師の中には「医学という専門知識を使って病気を治療している」うえに、「先生」と呼ばれるわけですから、いつの間にか「治してあげている」 という感覚を持つ人も決して少なくありません。

 

患者は、医学というものに対して基本的に素人であり、医師はその道のプロであるわけですから、自ずと精神的な上下関係が出来上がってきます。

 

「先生」と名前の付く職業が、相手に対して圧倒的優位に立っている場合が多いのも、そのせいでしょうね。

 

このことに気付かず「先生」として上からものを見る医師が多いことも問題ですが、患者自身の姿勢にも問題がないとは言えません。

 

よく患者が医師に対して、「先生、どうか宜しくお願いします」「先生、お世話になります」と言ったりしますが、その時の患者の気持ちは大方受け身になっています。

 

「お世話になります」と言う時、「全て委ねます、どうか病気を治して下さい」という気持ちになっていませんか?どこかで「病気を治してくれるのは医者である」と思い込んでいませんか?

 

確かに医者は、病気治療に関する専門的な指導を行ってくれますが、どんな病気も治してしまうような「神」ではありません。あくまでも病気と闘うのは自分自身であり、その際に大きな力となってくれるのが、医者という存在なのです。

 

もちろん、良い医者・やぶ医者いろいろ存在しますが、病気治療に対する患者自身の意識も、
やはり自ら変えていく必要はあろうかと思います。