医師が上で患者が下
全ての医者がそうだとは、もちろん言いません。
しかし実際問題として、「偉そうに振舞う医師」が多いとは思いませんか?
医師本人にそのつもりがなくても、患者がそう感じるのだとすれば、やはりその医師は「偉そうにしている」と患者の目に映っているということです。
別項でも述べていますが、医師と患者との間には、どうしても見えない上下関係のような雰囲気が存在してしまいます。
患者は苦しい症状に困り果てている人、医師はそれを治す術を知っている人。
当然ながら患者は、医師が頼りであり、そっぽを向かれては困るのであり、それだけに医師にはできるだけ低姿勢で接する傾向があります。
必然的に、医師が上で患者が下、というシチュエーションが出来上がります。
しかし、私たちは勘違いしてはいけません。
その場に生まれる空気が、確かに上下関係を感じさせるものであったとしても、「どちらが偉い」という立場的な差は決して存在しないのです。
それを理解できない医師もいます。だから偉そうにしていたり、患者に対してぞんざいな態度を取ったりするのかも知れません。
このことを飲み込めない患者もいます。だから「お医者様」が全てであるように思い、驚くほどの薬剤を疑問なく服用し続けたりするのでしょう。
もし、診察時に、あなたと主治医との間に何らかの隔たりを感じるようであれば、このような状態が生まれている可能性も含めて、主治医と自分との立ち位置や協力関係について、一度冷静に見直してみる必要があるかも知れませんね。
セカンドオピニオンも利用することで、今まで見えてこなかったものが見え、新たな気付きを得られることでしょう。