効いたと実感する薬
とあるうつ病サイトを見ていたら、うつ病者にアンケートをとった結果が載せられていました。
そこではいろいろな質問内容があったのですが、「やっぱりなぁ」と私が思ったのが、薬に関するものでした。
「効いた精神安定剤は何ですか?」という質問に対して、回答数が多かった薬として以下のものが挙げられていました。
1位 デパス 20% (抗不安薬)
2位 ソラナックス 11% (抗不安薬)
3位 レキソタン 11% (抗不安薬)
4位 ワイパックス 約7% (抗不安薬)
5位 パキシル 約7%弱 (抗うつ薬 SSRI)
上位5つがこのような結果となっていました。
上位10個でもほとんど同じような傾向です。
私が別項で述べているように、現在のうつ病治療では、かなり当たり前に抗精神病薬が処方されているのですが、私がこれまで多くの例を見てきた感触としては、その処方を「効く」と感じている人は少数派なのかな、と感じています。
それが、このアンケート結果にはわかりやすく映し出されているなぁと思いました。
ちなみに、私の飲んでいる薬でランクインしていたのは、デプロメール(ルボックス)で17位でした。
それ以外にも、デパケン(気分調整剤:スタビライザー)・マイスリー(睡眠薬・ショートタイプ)などを飲んでいますが、こちらはランクインしていませんでした。
特にデパケンは、積極的に処方している医者が少ないのかもしれません。
なお、私の場合飲むと睡眠作用と同時にせん妄が起きるという、いわくつきのテトラミドは堂々の30位ランクインでした(笑)。
あまり笑えない回答として「薬の種類が多すぎてよくわからない」というのもあり、少数意見ながら、多剤処方である現在の精神医療の一側面を、わかりやすく表わしています。
いろいろな薬が回答されていましたが、人によって薬の効き方は違うもの。
ですから、ここに紹介した薬が必ず誰にでも効くものだとは言いません。
ただ、多くの人が「良かった」と感じているということは、少なくとも害ではない薬だということが言えると思います。
参考:「うつ病ドリル」より
http://u-drill.jp/cgi-bin/vote/vote.cgi?sort=new