医者任せにしない!うつ病を克服した私の治療体験記

うつ病は「見えない病気」だからこその治療と理解の難しさがあります。うつ病を克服した私の経験をもとにサイトを立ち上げましたので少しでも多くの方に読んで頂けたら幸いです。

味覚障害を感じたらすぐ受診

抗うつ薬抗精神病薬睡眠薬漢方薬・・・

 

いろいろな薬が処方される可能性のあるうつ病ですが、他者に効いた薬が必ずしも自分に同様の効果をもたらすわけではありません。

 

 

薬には「作用」と「副作用」の二面性があり、薬と自分の相性が合わなければ副作用の方が大きく顔を表すこともあるのです。

 

私の実例を参考までに申し上げましょう。

 

 

抗うつ薬の一つに「アンデプレ」というものがあります。

 

不安や焦燥感を鎮める働きがあるのと同時に、睡眠剤としても使われている薬です。

 

 

さて私は、少し前に、やや気分が激しく上下しコントロールが難しくなったことがありました。

 

その旨を医師に伝えると、過去の薬歴を確認しながら「これは睡眠薬としての作用もあるので、睡眠薬を一つ減らしてこれを試してみましょう」とアンデプレを勧められました。

 

 

気分の激しい上下が治まるのであれば・・・と想い、指示通りに飲み始めたところ、一週間ほど経過した頃から口の中に異変を感じたのです。

 

口の中で常に鉄の味がするような、しょっぱい味がするような、何とも表現しがたい不快な味覚に襲われました。

 

舌はその左右両端が敏感になっているようで、大量の唾液が出ていました。

 

何を食べても妙な味がし、食べていなくても不快な味がする状態です。

 

ちょうどアンデプレを服用し始めた時期と一致しますし、まだ服用後一週間でしたので、飲むのをストップしました。

 

 

以降10日程経過しても、味覚の異常は完全には治りませんでしたが、少なくともアンデプレを服用していた時にくらべるとかなりマシな状態です。

 

私は次回の通院日に医師に現状を訴え、副作用の可能性があるということで処方を元通りにしてもらいました。

 

 

どの薬にも言えることだと思いますが、薬効は必ずしもプラスのものばかりではなく、マイナスの『副作用』が必ず存在します。

 

私が合わなかったアンデプレが非常によく効く、という人もいるでしょう。

 

 

また、どの薬を飲むとどういう副作用が出るかという点についても、その症状の出方は広範囲に渡るため絞ることが難しいように思います。

 

だからこそ、自己判断で「薬のせい」「生活習慣のせい」と決めつける前に、必ず医師のもとを訪れて専門的な初見をもらうようにして下さい。